西荻窪「遊空間」にて月2回(基本土曜日)セミナーを開催しております。

その他、企業様にてセミナー、一日講座等実施しております。

 


西荻クラス(月2回クラス)の受講生の作品と一日講習の受講生の作品です。


月2回クラス (80歳男性)

 

2013年4月13日にスタートしたTさん。

絵を見るのがお好きで、絵をゼロから始める方法は何かないかな。

とネットで探し、教室にいらしてくださいました。

四角を塗りつぶす。そこからスタートして4か月後の姿をごらんください。

 

                 はじめ  

                  ↓

 

http://u.jimdo.com/www58/o/sbaf3c3fe497849bc/img/icb2c54b3967db62b/1389707689/std/image.jpg

 

12枚の入門時のレッスンシートを終了後、本制作に入っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

ラファエロ・サンツィオ

「バルダッサーレ・カスティリオーネの肖像」部分模写

2013年7月28日仕上がり。

 

そして何と次の教室に、

「あの~、こんな風にしてみたんですが。。。」

と照れ臭そうにご自分で作った額に入れてお持ちくださいました。

すべてがアート!

本当にすばらしいです。

 

1日セミナー

お昼休みを挟んで、午前2時間 午後3時間の 5時間のセミナー

 

 

 

 

 

皆様の上達にはびっくり!

 

たとえば小学生の女の子の例

☆小学校6年生の女の子の作品です。

 ①まず自由に眼を描いてもらいます。

 ②次に目の描き方を伝えながら描いてもらいます。

 ③ボッティチェルリの「ヴィーナスの誕生」ヴィーナスの目を模写します。

  この違いを横で見ていた私のほうがびっくり。

 ④マットに入れて完成。

  すばらしいです!

 

手順さえ踏めば、こんなにも劇的に変化します!

たとえば30代の女性の例

たとえば60代男性の例

マンツーマンレッスン

モニターにご協力くださったK様(中間報告)

 

絵を見るのがとてもお好きながら、まったく描いた事がないとおっしゃるK様。小学生のころ、先生に描いた絵を直され、それがとても悲しく、それ以来なんとなく絵を描くことを憧れながら避けていたとおっしゃっていました。

 

実際にやってみましょう!

たとえば、音楽を学ぶ時に楽譜の読み方を教わるように、

線の引き方や紙や鉛筆の扱い方からはじめます。

身近な鉛筆を、もっと深く知れとても面白いです! 

 

【K様談】 

今までなんとなく疑問だったことが、少し分かった感じがします。

こういう風に描くと描けるかもしれないんですね。

なんだかうれしいです。

【小熊】

絵を全く描いた事がないとおっしゃっていたK様。

実は、固定概念がない事が、こんなにもすーっと浸み込んでゆくのだ

とこちらが、逆に学ばせていただきました。

「私にもできそう」と別れ際に言ってくださった事がとてもうれしかった

です。 

作品が出来上がるのがとても楽しみです。

描き方大公開!

 アンリ・マチスの「裸婦」を例にとって実際の描き方をご覧ください。

Let’s Try

 

①テキストにグリットを引きます。

 グリットとは縦横に引いたマス目のことをさします。

 今回は1c㎡のマス目を使います。

②紙にもテキストと同じ寸法のマス目をひきます。

③テキストのグリットを参考に、紙に位置を丁寧に写してゆきます。

④グリットを消しゴムで消します。

⑤今回はマチスのデッサン画。

 勢いのある作品です。一気に線に力とスピードを加える為に、

 アウトラインは薄く分かるくらいまで、消しゴムで消します。

⑥ラインの方向、入るところ出るところ、どの順番で描いたか

 など、テキストをじっくり見て味わいながら楽しみます。

⑦マチスがデッサンをしているところを思い浮かべながら、

 アウトラインの上を少し濃いえんぴつでなぞってゆきます。

⑧全体をえんぴつでトーンアップして、まわりを消しゴムで消します。

⑨巨匠マチスに感謝して、マチスの【裸婦】の模写であることと、自分の

 名前を作品に記入します。

 

 

模写のお約束>同寸で描かない。同寸の場合は全部を描かない。

       まったく同じものは、復元の場合以外は行わない。

       オリジナルテキストについて明記する。

 

<グリットについて>

 

マス目を引くなんてずるい!

初めてこのコツを教えていただいた時そう思いました。

ルール違反だ~。と。

ところが、調べれば調べるほど、巨匠がグリットを使ってました。。。

教会やお城の壁画を頼まれた時、こんな感じでと見本パトロンに見せて、

OKをもらう。実際に出来上がったものが、違っていたら大変なので、

見本はきっちり描き、グリットをひいて拡大して本制作にはいっていた

のです。

注意していると展覧会などで、ペン画や鉛筆画にグリットが引かれている

作品をみかける事があるかもしれません。

 

アングルや、ゴーギャンなどもグリットを使っています。